【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

カウントの魔法

「修学旅行」

学校生活において誰もが楽しみにするであろう、学校のビックイベント。

自分たちが住んでいる地域と遠く離れた場所に行き、観光を通して歴史や文化を学習できる修学旅行は、生徒たちにとっては最高のイベントである。

しかし私は高校時代、この修学旅行に行くのが、嫌で嫌で仕方がなかった。

なぜかというと
当時、クラスで1番権力を持っていたグループからいじめを受けていた私にとって、クラスの中で過ごすのは恐怖であり
ましてや、修学旅行で2〜3日もその中で過ごさなくてはならないのかと思うと、憂鬱しかなかったからだ。

しかし、修学旅行が出発直前まで迫っていたある日
私は同じ悩みを持つ友人たちと話し合った結果
憂鬱だった修学旅行がとても楽しみになってしまう「とある魔法」を身につけることに成功した!

今回の記事では、私がそのときに身につけた「嫌なことを楽しみに変える魔法」を皆さんに伝授しよう。

その魔法とは
ズバリ「カウントの魔法」である!

この魔法の使い方は

1、実際に自分に降りかかりそうな災難をいくつか予想する。

2、自分にとっての心のダメージの大きさを数値化する。(このとき、1で予想した災難は高得点とする)

3、実際に自分の心がダメージを受けときや、予想した災難が起こったときに、2で当てはめた数字の分だけカウントする。

4、期間中のカウントが合計でいくつになるかを友人たちと予想し合う

これだけである。

具体的に説明すると、
まず私たちは、修学旅行中に起こると思われる、クラスからの嫌がらせや、自分に降りかかりそうな災難をいくつか予想する。

次に、予想した災難も含め、心にダメージを負ったときの数値を決める。

例えば
・嫌そうな態度をとられる:1点
・悪口を言われる:2点
・予想と同じことが起こる:3点
・命の危機に関わる災難が起こる:4点
などである。

そして実際に、上記のような災難が降りかかるごとに、それぞれ数値化した点数をカウントをしていく。

これが「カウントの魔法」のやり方である!

そして、この魔法で、本当に嫌なことを楽しみに変えることができるのかどうか、疑問に思った方も多いのではないだろうか?

しかし、私たちはこの魔法を使ったことで
実際に悪口や災難が起こっても、心に受けるダメージは、普段の数十倍も軽くなっていることを実感している。

だからこそ私は、皆さんにこの魔法を試して欲しい!

もちろん、中にはこの魔法を使っても、心に受けるダメージが軽くならない人だってたくさんいると私は思う。

そのときは「カウントの魔法」だけではなく、自分流の「嫌なことを楽しみに変える魔法」を生み出してみてはいかがだろうか?

きっと、修学旅行を乗り越えた私たちのように、いじめを乗り越えるヒントが見つかるのではないかと私は思っている。

by ごき