【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

強者の交通ルール

皆さんは交通ルールで、歩道は歩行者優先と決められており、自転車は原則車道を走る決まりになっていることをご存知だろうか?

私が毎日使っている通勤路の歩道は、大人が3人並んで歩けるくらいの幅があり、
私を含めたたくさんの方がその歩道を利用しており、もちろんその歩道でも歩行者優先の原則が適応されている。

しかし、その歩道では歩行者の間を猛スピードで走る自転車がたくさんいる。
ひどいときには、歩行者に「どけよ!」と暴言を浴びせながら走る自転車も見られるくらいだ。

また、私が思う交通ルールについての不満は他にもある。

たとえば、交差点で歩行者が横断歩道を渡っているときに、横から曲がってきた車が強引にクラクションを鳴らして、歩行者の横断を急かすという行為。

ちなみに歩行者用信号はちゃんと緑であり、
本来ならば車が歩行者を待つ決まりになっているのだ。

このように交通ルールを守らない自転車様や車様がいらっしゃるために、
私たち歩行者は気を遣い、歩道の隅っこを歩いたり、全力疾走で横断歩道を渡らなくてはならないことが何度もある。

この歩道では私たちが教えられてきた「歩行者優先」という交通ルールは消滅し、新たに「乗り物優先」という、とんでもない交通ルールが誕生している!

私はこの摂理を見て、
これは学校や職場における「いじめ」とかなり似ているのではないかと思った。

学校や職場でも、
「人をいじめてはいけません」や、
「弱い者には優しくしましょう」
という人として当たり前のルールがあるが、
いじめのある場所では、そのルールは跡形もなく消滅し、いつの間にか
「弱い者はいじめてもOK☆」
「強い者には快適な空間を!」
という強い者優先のルールができている。

そう!これらのルールの前では、
いついかなるときでも、私たちは強い者に「何不自由しない生活」を与えなければならないのだ!

私は「こんなルール絶対嫌だ!」と思いながらも、今だに自転車や車の威圧に負けてしまい、強い者優先のルールを守ってしまうときがある。

だから、少しでもこんなルールに負けないために、私はこの場を借りて、自転車や車の運転手、そしていじめっ子たちにこう伝えようと思う。

歩道は歩行者優先だ!
横断歩道も歩行者優先だ!
もっと弱い者の立場を考えろ!
…と。

それともう一つ、自転車は普段は道路を走るマナーとなっているが、
だからと言って、無理に車の横を走るなんて怖いことしなくていいと私は思っている。
ただ、歩道を走るなら歩行者のことも考えてほしい。
ただそれだけだ。

強い立場の者が弱い立場の者を威圧していくのではなく、守っていくということが、
むちゃくちゃなルールをなくしていく近道であり、いじめをなくす大きな一歩でもあると私は思う。

by ごき