「大悪党」を作らないために…
前回の記事で
私は大学時代に滞在していた寮で「☆さん」という先輩に嫌われ
彼女から少々特殊な攻撃をされていた
という話をした。
その☆さんからの攻撃の内容を読んで
「これってごきの被害妄想じゃないの?」
と反発したくなる方も多くいたと思う。
しかし
私が☆さんに嫌われていたという話は事実である。
その証拠に
私は☆さんから物理的に嫌がられるなどの攻撃もされていた。
詳しく話すと
寮内の掃除などの役割分担で☆さんと私が一緒の当番ときは
☆さんは絶対に分担場所には来なかったし
寮内の会議などで
私が彼女の隣に座ると
彼女は、まるで世界の終わりかのような嫌そうな顔をして私を見つめてくることがあった。
私は☆さんにこういった攻撃を受けながら
辛い日々を過ごしていた。
しかし、
もとはといえば
私が「あのとき」反攻的な態度をとってしまったのが原因だ。
(「あのとき」については前回のごきの記事『私は大悪党』をお読み下さい。)
私はこれではいけないと思い
ある日、☆さんと徹底的に話を付けて
この辛い関係を終わらせようと決意したのだ!
これは
☆さんを責めたり、仕返しをしたりするのではなく
☆さんとちゃんと話をして仲直りをしようという決心である。
決行は
彼女と二人きりになれる次の食堂当番の日。
私と一緒の当番となると
☆さんが来てくれる確率はかなり少ないが
二人で話ができる機会はその日以外になかったため
私はその日にかけることにした。
そして計画決行の日
やっぱり
いくら待てども☆さんは来なかった…。
結局その日は
私一人で食堂当番をすることになり
☆さんとの仲直りはできないまま終わった。
しかし
私はこの出来事から一つ大切なことを学んだ。
それは
「仲直りなんて、両者が願わなきゃ成立しない」
ということだ…。
「嫌いな人を避ける」という行為は
「その人と関わりたくない」という意思表示
それはときに
仲直りするチャンスすらなくしてしまうことを
みんなは気づいているだろうか…。
絶対に仲直りできない喧嘩は100%ないと私は思う。
しかし
片方が意地を張って、相手を避けていては
その100%は、50%…30%…0%にも下がってしまう!
だから
もし今、貴方が誰かと喧嘩していて
「自分が悪いんだ…」
と、自分を責めたり
「あいつとは関わりたくない!」
と強がる暇があるのなら
まず、
仲直りのために行動して欲しい。
間違えても
相手を避けるのだけはオススメしない!
なぜなら
どんなに相手が「大悪党」でも
その相手を避けることで、自分も「大悪党」になってしまうからだ。
それならいっそ仲直りして
「大悪党」を作らない世界にしてあげたほうがお互いの平和に繋がる!
と私は信じている。
by ごき