妬むだけでは変わらない未来
周りの人と上手く人間関係を築ける人を見たとき
学生時代の頃の私は「ずるい」と強烈に嫉妬をしてしまうことが何度もあった
それは
私が人間関係を周囲の人と築くことが苦手だった上に、その原因を環境のせいにしていたことが大きい
どういうことかというと
苦手の原因である
人間関係の経験不足を
私は環境のせいにしていたのだ
例えば
料理が好きな私は
最近、餃子が上手く焼けるようになった
この上達は
幾度もの失敗と試行錯誤が生んだ結果である
このように
物事の上達には
一定程度の経験が
必要不可欠なのだ
人間関係も同じである
人間関係が苦手な学生時代の私は著しく経験が不足していた上にわずかながらにある経験も非常に偏りのあるもので汎用性に欠けていたのだ
だから
私は人間関係が苦手だった
それは
経験不足が原因であることが明らかだったが
私はその原因ができた理由を自分のせいにしたくなかった
なぜなら
その当時の私が
短い人生の中で与えられた人間関係は
あまりにも偏りがあるものだったと当時の私は認識しており
逆に
人間関係が上手くいっている人は
同じ偏りでも
人と関係を築くことがが好きになれるような偏りであるような気がしてならなかったからだ
だからこそ、私は人間関係が得意な人が妬ましかった
では
いまの私はどうか
いまの私も
人間関係が得意な人を羨ましく、またときに妬ましく感じる気持ちは変わらない
だが
ひとつだけ
学生時代の自分と変わった点がある
それは
人間関係が得意な人をみると「どうしたらこんな風になれるんだろう」、「私にも真似できることはあるだろうか」と上級者から学びを得ようとする気持ちが芽生えたことだ
これにより
学生時代よりは
かなり
苦手を克服しつつあるような気がしている
私は
人間関係は下手でもいいし、人を妬ましく思う気持ちも生きていく上で大事な感情のひとつだと思っている
ただ
人間関係が下手だと生きにくいことは事実だし、人を妬んでばかりの生き方は辛い気持ちばかり募っていくことは私も経験済みだ
だから
もし昔の私のように
人間関係が得意な人を妬ましく思う人が
この記事を読んでいるのなら
ひとつ伝えたいことがある
それは
いまのままでは
ずっと辛い気持ちのままだよ!
ということだ
上達するように努力することも解決策のひとつだけれど
苦手を回避したり、他人の力を借りたりすることも立派な解決策だ
妬んでいるだけでは
君の未来は変わらない
周りのせいにするのは自由だけれど
それだけでは
君の未来は変わらないことは確実だ
だからこそ
心の中で
たっぷり悪態をついたら
未来の君をほんのちょっぴり生きやすくさせるための解決策を考えてみてほしい
きっと
それが上達への第一歩になるはずだ
By 茶子くん