【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

あいさつの魔法

こんにちは。
家族や友達とあいさつを交わすだけで、ささやかな幸せを感じてしまうごきです。


昔、公共広告機構で「あいさつの魔法」というCMが流れていました。

ほのぼのとした曲にたくさんの動物たちが登場するCMで、
ちょうど東日本大震災のときに放送されていたのでご存知の方も多いと思います。


「あいさつ」というのは誰でも使える簡単な魔法ですが
その魔法の大切さを知っている者は少ないのではないかと私は思います。

そこで
今回はこの「あいさつの魔法」の大切さを、
私の体験談をもとにして書きたいと思います。


まず、
私にとっての「あいさつ」は学校の勉強と同じくらい大切なものでした。

なぜかというと、
私は他人とのコミュニケーションが苦手で
自分から話しかけることも、話しかけられたあとに上手な受け答えをすることもできないからです。

そんな私にとって「あいさつ」とは
唯一のコミュニケーション方法でした。

「おはようございます」
「こんにちは」

この一言だけで
相手も笑顔で返してくれる。

私はそれだけで
他人との信頼関係を築いていきました。


しかし
そんな「あいさつ」ですら、私を苦しめる時期がありました。

それは大学時代、
ある先輩に目の敵にされてしまったときのことです。

理由は分かりませんが
とにかく彼女は、私のことが気に入らなかったみたいです。

そんな気に入らない私に対しての
彼女の一番の攻撃方法が、「あいさつ」でした。

具体的に説明すると

彼女は他の方にはちゃんとあいさつをするのに
私にだけはあいさつをしてくれませんでした。

それどころか、
私からあいさつをしても返すことすらしてくれませんでした。


つまり「無視」です。


彼女は
他人とのコミュニケーションに最も大切な「あいさつの魔法」を
人を傷付けるための武器として活用していたのです。

しかし
それでも私は、彼女にあいさつをすることをやめませんでした。

なぜなら、
私から彼女へのあいさつをやめたら
彼女がなぜ私を嫌っているのかを教えてもらう機会すら
自ら逃してしまうかもしれないと思っていたからです。

彼女のことを「苦手だな」と思っていながらも
同時に「仲直りできないかな…」という感情があったのかもしれません。


結局、彼女との仲直りはできませんでしたが
私は
「彼女にあいさつをするのやめない」という選択は
間違っていなかったと今でも思っています。


この話を通して私が伝えたいことは自分から挨拶をすることの大切さです

もしみんなに
自分にだけあいさつをしてくれない人
または、自分からあいさつをしても返してくれない人がいても
その人にあいさつをすることをやめないで欲しいです。

その人があなたに敵意を持っていても
あなたはその人に敵意を全く持っていないということを示すべきです。

その唯一の方法が「あいさつ」だと私は思っているからです。

「あいさつの魔法」の大切さをもう一度深く考えてみましょう。