【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

悲劇のヒロインになってもいい 辛いときは「辛い」と口にしよう

あなたは「悲劇のヒロイン」のように振る舞う人について
どのような考え方を持っているだろうか

実は、私は自分自身の不幸ばかりを語り過ぎる人に近づきたくなくなってしまった時期があった

理由は

不幸なのはあなただけではないのだから
周りの人の声にも耳を傾けたほうがいいのではないだろうか

現状の課題を把握し
具体的な改善活動をしていくことでしか
現実を変えていくことはできないのだから
「辛い」と自分の不幸ばかりを嘆いても何の進歩もないのではないだろうか

と突っ込みたくなってしまったからではなく

「なぜあなたの辛さにばかり、私も周りも付き合っていかなくてはならないの。私も辛いのに」

と嫉妬と捉えられてしまっても仕方のない感情を抱いてしまったからだ

それなのに

当時の私は、相手に冷たく当たることも、「私だって辛いのに」と自分を主張することもせず
「辛い」と口にして自分の不幸を語る人の話に耳を傾け
できる限り「共感」し、相手のことを「肯定」することを続けていた

なぜか

それは、私が過去に「辛い」という感情を抱いてしまったときに
「共感」しながら私の話に耳を傾け、私の存在を全力で「肯定」してくれた人たちに
何度も助けられた経験があるからだ

それに
自分も辛い中、相手の「辛い」に全力で付き合い続け、さらに辛くなってしまった時期にも
私には、私の「辛さ」も受け止めてくれる仲間がたくさんいた

だからこそ私は

今度は私も誰かの「辛い」を受け止められる人になりたいと強く思うようになり

どんなに自分が辛いときでも
目の前にいる相手の「辛い」と向き合うようになっていった

大切なのは
「自分の想いを押し殺して、相手に付き合うこと」
ではなく
「自分の気持ちに正直になり、相手のこともそのまま受け止めること」
そして
「その輪を広げていくこと」
なのではないかと私は考えている

もしかしたら
あなたが「辛い」と口にしたとき
そんなあなたを責める人がいるかもしれない

もしかしたら
目の前の人が「辛い」と自分の不幸を語り始めたたとき
あなたは「私も辛いのに」と自分の気持ちや想いを相手にぶつけたくなるかもしれない

私は過去にそんな場面に遭遇したとき
どうしていいか分からず
自己嫌悪に陥ってばかりいた


でも


いまはそれでもいいと思っている

あなたを責める人がいても
あなたが誰かを責めたくなっても

それでもいい

ということだ

大切なのは

まず自分の気持ちに正直になること

それを受け止めてくれる人に出会って

あなたは初めて

相手の気持ちも受け止められるようになる

だから

「辛い」と思ったときは
なにも考えず
「辛い」と口にしていい

きっと誰かが受け止めてくれるはず

そして
いつかあなたも受け止められる人になれるはず

怖がる必要も疑う必要もない

そうやって
人と関わっていく中で
誰もが少しずつ成長していくのだから

By 茶子くん