【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

こころの傷の痛みを想像してみよう

高校時代に周囲からの言語的ないじめで悩んでいた際
いじめだけでもかなり傷ついていたのに
私は、こころの痛みを理解しようとさえしない人が多くいたことに
さらに傷つき悩んでいた

実は、いじめの態様で最も多いのは「言語的いじめ」である

冷やかしや、からかい、悪口や脅し文句、嫌なことをいわれるなどの内容がいじめの64%以上を占めている

私は「言語的ないじめ」の一番の問題は
その辛さが
本人以外には理解できないことなのではないか
と考えている

誰もが一度は周囲から「言語的ないじめ」を受けたことがあるはずなのに
自分以外の人のこころの痛みを感じることができる人は誰もいない

それどころか
自分のときには大きな痛みを感じていたのに
他人の痛みがみえないことをいいことに
意図的に相手のこころを傷つけ
その痛みを理解しようとさえしない人たちもいる

こころの傷がみえる人は一人もいないけれど
こころに傷を抱えていない人も一人もいない

私たちはお互いのこころの傷を想像することでしか
相手の痛みを感じようとすることができない

だからこそ
私たちは
相手のこころの痛みを
想像しなくてはならない

想像し合うだけでも
大きな違いがあるのではないか
と私は考えている

お互いに想像し合い
痛みを分かち合うことをしていかなければ
こころの傷は永遠に塞がらない

傷つけ合ってしまったこころの痛みを
お互いに想像し、分かち合っていこう


By 茶子くん



参考資料:文部科学省「平成21年児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」