【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

自分の意志で選ぼう 自分の善い面とも悪い面とも向き合いながら

ある朝
植物に水やりをしていると
綿の花が黒く焦げているのを見つけた

私の綿の花が
何者かによって燃やされていた

私は人間が大嫌いになった

これは私が中学生のときのエピソードである

昨晩、スケルトンさんと話をしていたとき
私は中学時代のある出来事を
初めてスケルトンさんに打ち明けた

実は、中学時代
私には植物が一番の友達だった時期があった

その頃の私は
人間の集団の中では自分の価値を見いだすことができずにいた
人間は、私が声をかけても
応えてくれなかったからだ

私は植物との関係を命綱のように大切にしていた
植物は、愛情を注げば注ぐほど、成長や美しさで私の声に応えてくれた

当時の私にとっては植物が一番の友達だった

それなのに
その植物の友達さえも
人間の手によって傷つけられてしまった

私の人間嫌いは半端な感情ではなかった


ところが
いまの私は、こんな中学時代のエピソードをスケルトンさんに語ってしまうほど
人間とも関わるようになり、人間が大好きになってしまっている


なぜか


それは私が人間と関わることを
選んだからなのだと思う

中学卒業後
私は、私の大切な植物を平気で燃やす人間だけでなく
その燃やされた植物の痛みを分かち合おうとする人間とも出会うことができた

だからこそ
人間には悪い人ばかりではないことを学ぶことができ
私は人間が大好きになっていった

さらにいえば
人間には善い人と悪い人がいるのではなく
誰にでも善い面と悪い面があるのだということにも気づくことができた

私の中にも善い面と悪い面がある

植物に対しても
人間に対しても
どちらの面で関わるのかは
私が自分で選択することが可能だ

植物は友達
人間は嫌い

と生きていくことも

植物は友達
人間も友達

と生きていくことも

私は自由に選ぶことができる

どちらを選ぶにしても

相手との関係を深め
友人として付き合っていくためには
自分とも相手とも
向き合わなくてはならない

あなたは
植物を平気で燃やすようなことをしてはいないだろうか

あなたは
人間が嫌いと心の中で叫び続けてはいないだろうか

「大嫌い」と叫び続けることは
本当に辛い
相手のことを「大好き」になるためには
自分とも相手とも向き合っていかなくてはならない

もしかしたら
どんなに向き合おうとしても
相手が応えてくれないこともあるかもしれない

だからといって
それは相手と向き合うことをやめる理由になるのだろうか

自分の善い面とも悪い面とも向き合いながら
自分の意志で
自分の人生を選んでいきたい


By 茶子くん