【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

応えてくれなかったとしても

高校時代、クラスで1番華やかなグループからいじめを受けていた私は
担任のX先生にいじめの相談をしていた時期があった。

その理由は、X先生はホームルームなどで
「なにかあったらすぐ先生に相談してくださいね!」
とよく言っていたことと
私も過去の記事で「いじめはチクるべきだ!」という内容の記事を書いていたくらいに「教師へのいじめの相談」は、立派な解決策の1つだとも思っていたからだ。

しかし、現実は私のその考えを丸ごと否定したような結果が待っていた。

私がいじめの相談をした際のX先生からの返答は
「あなたもクラスに溶け込みなさい!」
「あの子たち(私をいじめていた方々)にも話を聞いてみたけど、やってないって言ってたわよ。」
「証拠はあるの?」
「あなたは被害者妄想が激しすぎる!」
と、主にこの4つだった。

なぜこのような答えが返ってきたのか…。

これはあくまで私の推測だが
私をいじめていたグループは、クラスの中で最も権力を持っており、X先生ともとても仲が良かったことから
X先生はいじめの被害者である私よりも、お気に入りの生徒である加害者グループを庇ったのだと思う。

そう思い込んでいた当時の私は
勇気を出して持ちかけたいじめの相談に、まともに対応して頂けなかった悔しさと怒りから、X先生のことが全く信用できなくなり
「X先生なんて嫌い!」とまで思ってしまう時期すらあった。

しかし現在、自ら仕事をする立場になって
改めて当時のことを考えてみたら
X先生の気持ちが少しでも分かるような気がしてきた。

なぜかというと、クラスを受け持つ教師というのは、そのクラスの面倒を見なければいけないだけでなく
今後の日程や、次の授業の準備までやらなくてはならないという
自分のことだけでも手一杯になってしまう状況であり
そんなときに生徒からいじめの相談をされたら、きっとまともな対応はできず
X先生のように、いじめの被害者の気持ちに応えるなんてとても難しいのではないかと私は思ったからだ。

だからもし、これを読んでいるあなたが、担任の先生にいじめの相談をして
まともに対応してもらえなかったとする。

きっとそのときの心の中は
「なんで?」と怒りと悔しさが込み上げてくるかもしれない。

しかし、そのときは怒りに負けず
「先生は忙しいのかな?」
と軽く流して、それ以上は考えてはならない!

もし担任の先生に、おなたの話の深刻さが伝わらないのなら、それこそ無理に伝えなくていいと私は思う。

なぜなら当時の私はそれが分かった時点で、X先生へいじめの相談をすることをきっぱり諦めることにしたからだ。

その代わり、親や友達、カウンセリングの先生など、他にいじめの相談ができる味方をたくさん作った!

だからあなたも、担任の先生がいじめの相談にまともに対応してくれなかったことにずっと悩まず
その力を他の相談相手、つまり「味方」を探すために費やすことをオススメしたい。

そして次回は、いじめの相談をされても、加害者の味方を選んでしまったり
自分のクラスにいじめがあることを認められない学校の先生方に向けて、メッセージを綴らせて頂こうと思う。

by ごき