【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

仕掛け人とギャラリー、もうやめよう!

こんにちは。
今だに人間が苦手なごきです。

今回は「いじめ」というシステムを簡単に説明するため、
私が昔作った架空のお話から読んでみて下さい。



_____
「助けて下さい」
息苦しそうに訴える人
しかし周りは皆無視

私は、
少しでもその人の助けになりたいと思った
だからその人に手を差し延べました

「どうしましたか?」
「く…薬を下さい」
「薬ですね! 待ってて下さい!」

私は猛ダッシュで、薬屋を探した
私は携帯電話を持っていない。
周りに電話ボックスはない。
病院だってここから走って30分。

だから、少しでも近くの薬屋を探した。

「あった!」

私は薬を買って、急いでさっきの人の所に戻った。

「お待たせしました! 薬です!」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



ここで一旦止めます。

さて、
この物語の主人公はこのあとどうなったでしょうか?

みなさんはきっと
苦しんでいる人を助け、主人公は感謝されたという
素敵なエンドを想像されたと思います。

では、
実際のエンドを見てみましょう。



_______
私は薬を買って、急いでさっきの人の所に戻った。

「お待たせしました! 薬です!」




「あはははははははは」
「きゃははははは」
「何あいつ」
「本気にしちゃって」
「馬鹿みたい」
「あっははははははは」


えっ?

何? これ…。

さっきまで苦しそうにしていたあの人は、何事もなかったかのように、元気に立ち上がっている。
そして周りの皆と一緒に、私を指さして笑っている。

何で!?
どうして!?

そう。
周りの皆は、倒れた人を無視していた訳ではなかった。

[倒れた人は演技をしている。]

全員それが見抜けていたのだ。

それが見抜けず、疑うことすらもせず、ただ騙されて、馬鹿正直になっていたのは私…。


〜おしまい〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


いかがだったでしょうか?
これは架空の物語なので
みなさんの衝撃も少ないと思いますが、
もしこの物語の主人公が自分だったら…
と想像してみて下さい。

誰かを助けるために全力を尽くした結果
良心を踏みにじられ
「大丈夫?」と言ってくれる味方もいないエンド。

私だったら
絶対に耐えられません(^^:;)


実はこれ
いじめが作る場の空気に良く似ています。

いじめられっ子という主人公が赤っ恥をかくことで

いじめっ子という仕掛け人が成果を出し、
傍観者というギャラリーは歓声を送る。

これで「いじめ」が成り立ちます。


良心を踏みにじられた主人公
その主人公を騙して周りを笑わせた仕掛け人
そして仕掛け人に合わせて主人公を指さして笑ったギャラリー

あなたは
この物語の登場人物内の誰に近いですか?

もう一度自分の役を見直してみて
「私は人を傷つけていないか、強い者に合わせていないか…。」
そう考えてみて下さい。

もし
あなたの配役が仕掛け人かギャラリーだったら
速やかにその役を辞退して欲しいと私は思います。

自分の短所を認めることはかっこ悪いことではありません。

自分の短所を長所に変え
この物語の主人公ように泣いている方に
手を差し延べてあげて下さい☆