【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

友達のつくり方が分からない君へ 最高の友達に出会うための第一のプ

「ポッター君。そのうち家柄のいい魔法族とそうでないのとが分かってくるよ。間違ったのとはつき合わないことだね。そのへんは僕が教えてあげよう」

男の子はハリーに手を差し出して握手を求めたが、ハリーは応じなかった。

「間違ったのかどうかを見分けるのは自分でもできると思うよ。どうもご親切さま」

ハリーは冷たく言った。

◆◆◆◆◆

友達の作り方が分からない

ついつい集団に流されてしまい
結局、本当の友達にまだ出会えない

という方には
是非、オススメしたい1冊

冒頭はハリーポッターの第1巻に登場する場面である

これは
11年間いじめられ続け、友達も家族もいなかった少年ハリーが
自分の意志を言葉にして相手に伝えた瞬間だ

それも
自分よりも体格の大きい少年を2人も両脇に従えた男の子に向かってだ

「間違ったのかどうかを見分けるのは自分でもできると思う」

私は、集団に流されそうなとき、多数派の圧力に負けそうになったとき、自分の力の弱さを感じながらも自分の意志を貫き通すとき
いつもこのハリーの言葉と勇気に支えられ続けてきた

この言葉に出会ったおかげで
私は自分の目でみて、自分で考えて、自分で判断することの大切さを学んだ

そして
最高の友人に恵まれ
幸せな瞬間を数え切れないほど経験することができた

どんな人と
どんな時間を過ごすのか

君の人生は
全部、君の意志で決められる

ただし
君が「自分の意志」で決めることを
選ぶことができれば
という条件つきだ

それができなければ
君の人生は
全部、君の意志では決められなくなる

君は、ハリーのように
差し出された手を
握り返さないという
選択ができるだろうか

もし目の前に差し出された手の主が
君の意志に反することを主張しているのなら
その手を握り返す前に
自分の意志をもう一度確認してみよう

そうやって自分の意志で考えてから
行動してみるんだ

それが本当の友達をつくるための
第一のプロセスだ

君が自分の意志で決める人生を選び取ったなら
自分の意志を貫き通した君を選んでくれる友達が必ず現れる

ハリーにも、私にもできたのだから
君にもできるはずだ

ハリーの言葉を信じて、勇気を持って、行動してみてほしい

By 茶子くん

◆◆◆◆◆◆

引用文献
J.K.ローリング著、松岡佑子訳『ハリー・ポッターと賢者の石』1999年静山社出版