【秘密結社】izimedarake

いじめに関する記事を書いています

強い者に立ち向かえる勇気

小学生の頃の掃除の時間
私はクラスの3人の男子
A君、B君、C君と理科室掃除を担当していた。

実は
私はA君が苦手だった。

A君はクラスでも乱暴なところがあり
弱そうな子を見つけてはその子に悪口や暴言を浴びせて楽しむ
典型的な「いじめっ子」だったからだ。

もちろん
腕力もなくて、悪口を言われても言い返すことのできない私も
彼のいじめのターゲットの一人だった。

そんな私にとって
A君と同じグループになってしまったことは怖くて仕方のないことだった。


唯一安心だったのは
掃除場所が担当別に分かれていたことである。
A君を含めた男子3人が理科室の教室内掃除担当
私が理科室前の廊下掃除担当だった。

しかし
そんなある日事件は起こった。

その日私はいつも通りに
理科室前の廊下を一生懸命掃除していた。

すると
A君とB君の2人はどうしたことか…
どこか別の場所に遊びに出かけてしまった
2人はときどき帰ってくるものの、またすぐにどこかへ行ってしまい
結局、自分に任された掃除場所に手をつける様子も全くなかった。


また
理科室からどこかに出かけるためには
理科室のドアをくぐる必要がある
A君は、そのドアの真っ正面で廊下を掃除していた私に対して何度も苦情を訴えてきた

A君は「俺が出てったらドアちゃんと閉めてよ!」といったり
私がせっかくドアを閉めてあげたのに「ドア閉めなくていいって言ったときだけ閉めやがって…。」といってきたりした
私は「閉めなくていい」なんて一言も言われてないのにと心の中で理不尽さを嘆くことしかできなかった


ただし、それだけなら私もまだ我慢できたのだが
その日の掃除の終盤になり
さらに事件が起きた。


A君が腹を立てて私にこう言ったのだ。

「今日の掃除が遅くなったの、なにもかも全部ごきちゃんのせいだからね!」


えぇっ…!?(-.-;)

私はA君の無茶苦茶な発言に

「いやいや、君たちが掃除サボってどこかに出かけていたからじゃん!」

と言い返したかったのだが
臆病な私はそんな勇気すら出ずに黙り込んでしまった。

そんな悔しさで押し潰されそうになったとき…



「何で!?」

という声が聞こえた
A君の言動にC君が意義を唱えてくれたのだ

するとA君は
「ごきにはなにを言っても反論しないだろう…。」と思い油断していたのか
C君になんの反論も出来ずその場から立ち去ってしまった。
A君もまさか第三者からの発言があるとまでは予測できていなかったようだった。


もしもここでC君が反論してくれなかったら
私は辛くて悔しくて泣き崩れていたかもしれない。

だから私は今でもC君に感謝の気持ちでいっぱいだ☆


今回
このエピソードを通して伝えたいことは2つある。

【1】
誰かに間違ったことや、無茶苦茶な苦情を言われたら、遠慮なく言い返すべきである!

【2】
相手を恐れて意見を言えない子の代わりに、発言してあげることは凄くかっこいいことである!


【1】を実行するのは勇気がいることかもしれない。
しかし
あなたに無茶苦茶な苦情を浴びせてくる人はきっとあなたのことを
「どうせこの人はなに言っても言い返せないんだ」
と承知した上で言っているのだと私は思う。

だったらここは
そんな相手の油断に付け込み、ガツンと言ってやるべきだ!

そうすれば
思わぬ反撃に、その相手は動揺し
あなたをいびってやろうという大計画はいとも簡単に崩れてしまうハズだ!


そして【2】の実行は【1】よりも難しい。

自分には関係ないと思って逃げたくなる気持ちになると思うが

「あれ? この人の言ってることおかしい!」

と少しでも思ったのなら、迷わず意義を唱えてあげて欲しい。


実を言うと
私も【1】と【2】が実行できるかと聞かれたら
まだ「Yes!」とは答えられない…。

しかし
【2】をなんの躊躇いもなく実行してくれたC君はすごく眩しかったし、心の底から感謝している☆

だから
私もC君みたいに強い者に立ち向かえて、少しでも誰かに感謝される人になりたい!


by ごき